お客様のご紹介～A様～

　こんにちは。八戸にあるサンテリハビリセンターの福井です。今回のブログは週2ヶ月改善コース（2回・1回120分）をご利用されているお客様をご紹介します。

　このお客様は、年明けに脳卒中になり、3月下旬に病院を退院、4月中旬より当センターをご利用されています。

　病院を退院する頃には杖をついてお一人で歩き、着替えやトイレなど身の回りのこともほぼ自立されていました。

　しかし、実際にご自宅へ退院してみると、自宅内を歩くのが思った以上に大変でトイレに行くのも一苦労、今まで生活していたはずなのに自分の家ではないような感覚だったそうです。

　また、入院中は毎日180分のリハビリに熱心に励まれていたため、退院後に当センターを利用するまでリハビリや運動の機会がなく、病院で蓄えてきた貯筋がなくなったとお話されていました。

　ご本人様の生活状況やご要望等を詳しく聴取し、歩いて買い物に行く事、また、ご自宅の中を自信を持って歩き、冷蔵庫から自分で飲み物を出して飲む事を目標に設定し、リハビリを開始しました。

　来所された際の120分のリハビリはもちろんのこと、ご自宅でも当センターが配信している自主トレ動画を見ながら毎日リハビリに励まれ、また、それ以外の課題にも熱心に取り組まれています。

　現在、ご自宅内を歩くことは少しずつ安定して行えるようになってきたとのお話が聞かれました。さらに、お病気になる前はご友人と定期的に食事会をすることが楽しみだったとのことで、出来ればまた参加したいとの前向きなお話も聞かれ、現在は食事会への参加も目標にリハビリに取り組まれています。

　入院中からお食事は麻痺のない側の左手でフォークを使用して行っていましたが、食事会では右手で箸を使用したいとのご要望があり、箸の操作も練習中です。