~医療と介護のリハビリ時間の視点から~
前回の「機能回復曲線の視点から」に引き続き、保険外(自費)リハビリの必要性についてお話したいと思います。
今回は、医療保険と介護保険のリハビリ時間の視点から説明したいと思います。
医療保険でリハビリをするといえば「病院」です。訪問リハビリで医療保険を使う方もいますが、あまり多くはないと思います。
脳梗塞や脳出血を発症された方は、発症してから数週間後には、回復期病院と呼ばれる病院に転院する方が多いです。
この回復期病院だと、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)や言語聴覚士(ST)とのマンツーマンのリハビリを3時間(1日にできる最大の時間です)受けやすい環境です。
しかも、土日祝日も関係なく毎日やります。年末年始やお盆も関係ありません。(八戸だと『八戸西病院』と『美保野病院』が回復期病院です)
つまり、毎日3時間できる医療保険のリハビリは、1ヶ月で換算すると90時間になります。(3時間×30日)
次に、介護保険でリハビリをする場合は「訪問リハビリ」「デイサービス」「デイケア」などのサービスが挙げられます。
これらのサービスでも理学療法士などのマンツーマンでリハビリを受ける事はできますが、1回あたりの時間が短くなり、頻度も週1~2回程度になります。多い人でも週3~4回です。
よって、介護保険でのリハビリの時間は、1ヶ月に換算すると4~6時間程度になり、病院と比較すると圧倒的な差があり、15倍~20倍の違いがあります。
この時間の差は、医療保険と介護保険でマンツーマンのリハビリを提供する時間に上限がそれぞれあるため、制度上、どうしようもできない部分です。
それでは、この時間の差を埋めるためにどうするか?が重要です。この時間の差を埋めるために保険外(自費)リハビリは必要なサービスになると思います。
「機能回復曲線」の話と結びつけると、あの機能回復曲線の変化は、入院して毎日3時間に近いリハビリをやった場合の話になります。
つまり、発症後3ヶ月で退院したあとに、訪問リハビリやデイサービスなどでリハビリをしていると言っても、時間と頻度が不足していれば、思っていたような機能回復は得られない可能性が高いと思います。
サンテリハビリセンターでは、120分の体験プログラムをご用意しております。退院後のリハビリの量に物足りないと感じている方やもっとリハビリを充実させたい方など、私たちがお力になります。
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